競合インテリジェンス

競合リストは4つの区分で作り、外す基準まで決める

自社の失注記録から直接競合、隣接競合、内製、無消費・既存習慣の4区分に整理し、監視の優先度を付け、ノイズになる社名を外す方法をClaudeと進めます。

Steve最終更新

使える競合リストは4つの区分でできています。失注商談で名前が挙がった直接競合、同じ課題を別の種類の製品で解く隣接競合、顧客が自社開発を選ぶ内製、そして何も買わずに今のやり方を続ける無消費・既存習慣です。自社の失注記録から始め、各社に監視の優先度を付け、後で外す基準も書いておきます。

自社の失注記録から始める

直接競合とは、顧客が自社製品の代わりに実際に選んだ企業です。その根拠はCRMの失注理由、商談メモ、「他社に決めました」という連絡の中にあります。ウェブを検索する前に、それらを読んでください。確認できる最近の失注から始め、どの社名が何回出てくるかを数えます。リストが初めから長い場合は、複数のセグメントが混ざっていないか確認してください。

記録をClaudeに貼り付け、顧客が挙げた企業や代替手段を、出現回数と顧客の表現とともに一覧にしてもらいます。各社名が特定のメモにたどれるかを確認してください。メモの裏付けがなく、Claudeが一般知識から加えた社名は、直接競合ではなく隣接競合の仮説として扱います。貼り付ける前に、商談データをAIツールに渡す際の社内ルールを確認してください。先に削除すべき情報は、機密性の高いGTM情報を守る方法で解説しています。

失注記録がまだない場合は、複数の営業担当者に商談でよく聞く社名を尋ね、商談の根拠が集まるまでは、その回答を仮説として扱います。

同じ課題を解く別の手段を探す

隣接競合は、顧客の同じ課題を別の種類の製品で解決します。見つけるには、顧客が抱える課題そのものから発想します。競合調査ツールを検討する部門は、メディアモニタリングサービス、調査会社のレポート、アナリストへの相談にも同じ予算を使えます。どれも「競合調査ツール」の検索には出てきません。

この段階ではClaudeのウェブ検索を有効にしてください。Anthropicのウェブ検索に関するヘルプ記事(英語)(2026年9月14日確認)によると、無料アカウントでも利用でき(利用上限に含まれます)、TeamおよびEnterpriseプランでは管理者が事前に有効化する必要があり、検索から得た情報には出典が示されます。日本語版のヘルプページは同日時点で見つかりませんでした。顧客が語った課題を示し、その課題を解く代替手段を出典付きで挙げてもらい、出典は自分で開いてください。商談メモにも出典にも現れない社名は、まだ推測です。

この記事のために読んだ2つの解説は、どちらも2つの区分で止まっています。Dovetailの直接競合の解説(英語)とDetermの直接競合・間接競合の記事(英語)(いずれも2026年9月14日閲覧)は、直接競合と間接競合を定義して探し方を並べていますが、自社開発や現状維持を競合として扱っていません。この記事ではその2つを加えます。

内製と無消費・既存習慣を区分として加える

「自分たちで作る」は、開発工数の見積もりが付いた競合です。「今の表計算を続ける」は、発注が発生しない競合です。どちらも自社製品から商談を奪い、どちらもカテゴリ名の検索には出てきません。リストに項目として明記し、自社製品にとって具体的に何を指すのかを書いておきます。顧客のチームがすでに保守している社内ツール、不便なまま使われている共有ファイル、判断を1年先送りする決定などです。

hone.jpの間接競合の解説(2026年9月14日閲覧)は、間接競合を無消費、表計算や紙などの既存習慣、他カテゴリからのリプレイスの3つに分けています。この記事の無消費・既存習慣の区分は、前の2つをまとめたものです。内製を別の区分にしているのは、失注理由が「自社開発」だった商談には、表計算に負けた商談とは別の対応が必要だからです。

各社に優先度を付け、外す基準を決める

各社に「重点的に追跡」「時々確認」「外す」のいずれかを付けてください。集めた失注記録と出典をもとに、Claudeに各社の優先度案と一行の理由を出してもらい、決めるのは自分です。Claudeの役割は候補を整理し、考えていなかった区分を示すことです。

外すかどうかは、各社について直近の失注商談、顧客との会話、出典のある製品変更を見直して判断します。監視を続ける根拠が残っていなければ、担当者が見直し日と理由を添えて「外した企業」の欄へ移します。この記録があれば、新しい根拠なしに同じ一覧記事から再追加されることを防げます。

完成したリストの形は次の表のとおりです。社名は入れていません。

区分該当するものここに置く根拠標準の優先度
直接競合顧客が自社製品の代わりに選んだ企業失注商談か営業の商談で名前が挙がった重点的に追跡
隣接競合別の種類の製品で同じ課題を解く出典のある検索結果と、少なくとも1件の商談での言及時々確認
内製顧客のチームが自分でツールを作る、または拡張する失注理由が「自社開発」だった商談時々確認。相手が使った見積もりを記録
無消費・既存習慣表計算、手作業、先送り停滞した商談や「決定なし」で終わった商談企業ではなく反対意見を追跡

追跡リストに社名を載せる前に、次の項目をすべて満たしているかを確認します。

  • 失注商談、営業の商談、出典のある検索結果のいずれかに社名が現れ、その出典が隣に書いてある。
  • 区分は一つだけで、一行の理由が付いている。
  • 優先度が「重点的に追跡」「時々確認」「外す」のいずれかで決まっている。
  • 次回の確認担当者と期日が決まっている。

次の仕事が始まる場所にリストを保存する

完成したリストは、プロダクトマーケティング用のClaudeプロジェクトに1つのファイルとして保存し、同じ記事で説明している競合ごとのファイルと並べておきます。そうすれば、後の作業でも同じリストを正確に参照できます。有効な場合は、チャット検索やメモリもセッションをまたいで文脈を引き継ぐことがありますが、日付付きファイルの代わりにはなりません。Anthropicのプロジェクト設定ガイド(2026年9月14日確認)では、無料アカウントでも最大5件のプロジェクトを作成できます。

その先は、一人で競合インテリジェンスを回す方法がこのリストを使った監視の進め方を、競合調査の計画の立て方がリスト上の1社について調べる問いの絞り方を扱います。

手作業のリストでは足りなくなったとき

手作業の方法は、自分で更新するファイルで終わります。通常のスケジュールされていないチャットは、依頼の合間にリストを再確認しないため、人が競合ページを開いてファイルを更新します。担当者が予定どおりに必要な情報源をすべて開き直し、リストを最新に保てる間は、手作業を続けます。確認漏れや古い項目が繰り返し残るようになったら、自動化を検討します。

Steveでは、競合のウェブサイトを入力して追加します。4区分の元ファイルは自分で管理し、「重点的に追跡」の企業だけをSteveの競合リサーチに登録してください。

よくある質問

競合リストには何社まで載せるべきですか?

更新し続けられる数が上限です。出発点が必要なら、直接競合3〜5社と隣接競合数社を、中堅B2B製品向けの例示的な作業規模として使えます。測定に基づく基準ではありません。各社をいつ確認したか答えられないなら、リストは長すぎます。

「何もしない」は本当に競合ですか?

はい。表計算を使い続ける、判断を先送りするという選択は、自社製品の代わりに選ばれた手段です。よく聞く反対意見と一緒にリストの項目として載せておくと、営業資料やメッセージで直接対応できます。

Claudeに競合を探してもらえますか?

一部は可能です。ウェブ検索を有効にすれば、出典付きで隣接競合の候補を挙げ、失注記録に出てくる社名を整理できます。有効なCRMコネクタも、渡した記録もなければ、Claudeは失注理由を確認できません。CRMを接続しても顧客社内のツールが含まれないことはあるため、各社名を商談記録か出典で確認してください。

競合はいつリストから外しますか?

直近の失注商談、顧客との会話、出典のある製品変更を見直し、監視を続ける根拠が残っていないと担当者が判断したときです。見直し日と理由を記録し、新しい根拠なしに再追加されないようにします。

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競合はウェブサイトを入力してSteveに追加できます。追跡リストは、追う価値のある社名に絞ってください。