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バトルカードのテンプレート6種|営業の競合対策にそのまま使える記入例つき

営業用バトルカードのテンプレート6種を、項目と記入例つきで紹介します。反論対応、機能比較、導入事例、競合プロファイル、複数社比較、調査キャンバス。Markdownでコピーできます。

Taka MorinagaSteve 共同創業者

バトルカードは、まず反論対応カードのテンプレートから作ります。反論1つにつきカード1枚とし、顧客の言葉で書いた見出し、1文の回答、確認日つきの根拠、競合の切り返しを載せます。機能比較、導入事例、競合プロファイル、複数社比較、調査キャンバスの5種類は、商談の状況に合わせて足します。以下では6種類それぞれについて、項目、項目ごとの分量、サンプル競合「Acme」での記入例を示します。

6種類をまとめてコピーするなら、このページのMarkdown版を開きます。Steveのテンプレートサイト(英語)では、同じ6つの名前のテンプレートを、フォームに入力したあとPDFで入手できます。

反論対応カードをAcmeについて記入した例。反論1つにつき1枚です。

どのバトルカードのテンプレートを使えばよいか

Compatoのバトルカード作成ガイドは、1枚のバトルカードに7項目を載せる形を紹介しています。競合の概要、機能比較表、最終更新日つきの価格、競合が強い場面と自社が強い場面、よくある比較質問と回答トーク、競合を選んだ場合のリスク、最終更新日と情報ソースです。どれも必要な情報ですが、商談中の営業担当者は、顧客を待たせたまま7項目の中から1つの答えを探すことになります。Funnel AIの解説は、更新の頻度や情報源が違うことを理由に、競合比較表と反論処理を分けて管理するよう勧めています。この記事ではさらに分けて、顧客の質問の種類ごとにテンプレートを1つ使います。

テンプレート使う場面主に開く人
反論対応(Objection Handling)顧客が競合の主張を持ち出す、または自社の説明に反論する営業担当者(商談中)
機能比較(Feature Comparison)「○○の機能はありますか」と、少数の機能を確認される営業担当者、セールスエンジニア
導入事例(Customer Stories)自社と似た会社での実績を求められる営業担当者(商談の前後)
競合プロファイル(Single Competitor)競合1社の全体像が必要PMM、競合情報の担当者、新任の営業担当者
複数社比較(Multi Competitor)相見積もりで3社が並んでいる営業担当者(競合商談)
調査キャンバス(Canvas)カードを書く前に、調査結果を集めるPMM、競合情報の担当者

以下の記入例は、すべて同じ商談を使います。自社はBtoBの業務ツールを販売していて、Acmeはより安い競合です。複数社比較ではEmcaも加わります。記入例の会社、料金、日付はサンプルで、実在の企業や取引ではありません。

反論対応カードのテンプレート

反論対応カードは、同じ反論が複数の商談で出たときに作ります。反論ごとに1枚とし、すべての反論を1枚にまとめることはしません。

項目書く内容分量
見出し顧客が口にした反論を、そのままの言葉で引用1行
回答前置きのない回答1文
根拠事実1つと、その出典・確認日1行
競合の切り返し競合が次に言うことと、それへの返し2行
責任者と確認日カードの正しさに責任を持つ人と、根拠を最後に確認した日1行
項目Acmeの記入例
見出し「相見積もりで、Acmeは半額でした」
回答Acmeの見積もりはStarterプランで、SSOと監査ログはBusinessプランにしかないため、同じ条件で比べると価格は当社とほぼ同じです。
根拠Acmeの料金ページで、SSOはBusinessプランのみ(2026年10月2日確認)
競合の切り返し「初年度はSSOがなくても困りません」。返し:セキュリティチェックシートの提出がいつ予定されているかを尋ねる。
責任者と確認日PMMリーダー、2026年10月2日

価格の反論への返し方は、「競合のほうが30%安い」への返し方で5つのトークを紹介しています。

機能比較カードのテンプレート

機能比較カードは、顧客が機能の一覧を確かめているときに使います。機能は最大6つに絞ります。40行の比較表を渡すと、顧客は競合が決めた土俵で比べることになるからです。

項目書く内容分量
機能顧客が使う呼び方で書いた機能名最大6行
自社○、△、×と、1行の補足1行
競合○、△、×、非公開と、1行の補足1行
出典と確認日競合の欄の情報源と、確認した日リンク1つ
伝え方その行が話題になったときに営業担当者が言う一言1文
機能自社Acme出典と確認日伝え方
SSO○ 全プラン△ BusinessプランのみAcmeの料金ページ、2026年10月2日「SSOはお見積もりの金額に含まれています」
監査ログ○ 12か月保存△ Businessプランで90日Acmeのヘルプセンター、2026年10月2日「監査で何か月分の履歴が必要か、ご確認ください」
Salesforce連携○ 双方向△ 一方向のエクスポートAcmeの連携ページ、2026年10月2日「データが食い違ったとき、どなたが直しますか」
稼働率の保証○ 契約に99.9%を明記非公開Acmeのセキュリティ情報ページ、2026年10月2日「Acmeさんにも稼働率を書面で確認してみてください」

競合が公開していない情報は「×」ではなく「非公開」と書き、営業担当者が何を確認すればよいかを添えます。

導入事例カードのテンプレート

導入事例カードは、顧客が自社と似た会社での実績を求めたときに使います。使えるのは、顧客が掲載を許諾した事例だけです。業種と規模を相手に合わせて選びます。

項目書く内容分量
顧客許諾があれば社名、なければ業種と規模1行
乗り換え元以前使っていた競合製品、または手作業1行
課題うまくいっていなかったこと(顧客の説明に沿って)1文
成果変わったことを、数値と測定時期つきで1文
掲載許諾社名公開、匿名、社内限り1語
使う場面この事例で答える競合と反論1行
項目Acmeの記入例
顧客従業員60名の物流ソフトウェア会社
乗り換え元Acme Starter
課題SSOのためにAcme Businessへのアップグレードが必要になり、セキュリティ審査が始まった月に費用が倍になった
成果2026年3月、セキュリティ審査に初回の提出で通過
掲載許諾匿名
使う場面Acme、「相見積もりで、Acmeは半額でした」

競合プロファイルのテンプレート

競合プロファイルは、競合1社につき1枚作る、すべてのカードの元になる資料です。新任の営業担当者は一度通読し、責任者が最新の状態に保ちます。

項目書く内容分量
販売先セグメント、規模、購買担当者の役職1行
料金体系課金モデルと公開プラン、確認日1行
競合が勝つ商談自社が負けている商談を、正直に2行
自社が勝つ商談自社が競合から取っている商談2行
主な反論この競合の反論対応カードへのリンク3つ
直近の変化最近変わったことと、その時期1行
責任者プロファイルの正しさに責任を持つ人1人
項目Acmeの記入例
販売先10〜50名のチーム。購買担当は業務部門のリーダー
料金体系ユーザー課金。料金ページにStarterとBusiness(2026年10月2日確認)
競合が勝つ商談セキュリティ審査のない小規模チーム。顧客側の担当者が1人で無料トライアルから始める商談
自社が勝つ商談SSO、監査、Salesforce連携のいずれかが要件に入る商談
主な反論「相見積もりで、Acmeは半額でした」「Acmeのほうが導入が簡単」「Acmeのほうがテンプレートが多い」
直近の変化2026年1月、SSOをStarterからBusinessへ移動
責任者PMMリーダー

複数社比較カードのテンプレート

複数社比較カードは、相見積もりで3社が候補に残り、違いを聞かれたときに使います。質問を1行、ベンダーを1列にします。顧客の担当者が稟議のために作る比較表と同じ観点で行を立てておくと、営業担当者の回答がそのまま比較表の材料になります。

項目書く内容分量
質問顧客が比べている観点最大5行
自社自社の回答1行
各競合その競合のプロファイルから取った回答(出典と確認日はプロファイル側に置く)各1行
顧客に投げる質問違いが顧客に見えるようになる質問各行1つ
質問自社AcmeEmca顧客に投げる質問
向いている会社セキュリティ審査がある会社小規模チーム管理者チームのある大企業「日々の運用はどなたが担当しますか」
料金体系ユーザー課金、SSO込みユーザー課金、SSOはBusiness年額のプラットフォーム料金「2年目の費用はいくらになりますか」
導入セルフサーブ、1日セルフサーブ、1日導入プロジェクトが必要「いつまでに稼働させたいですか」
Salesforce連携双方向同期一方向のエクスポート双方向、有料オプション「データが食い違ったとき、どなたが直しますか」

調査キャンバスのテンプレート

調査キャンバスは、カードを書く前の調査に使います。トピックごとに列を立て、競合についての主張を1件ずつ置くボードです。競合について何が分かっていて、どこまで確かで、何が古くなったかが一目で分かります。

項目書く内容分量
列ポジショニング、製品、料金、顧客、直近の動き、未解決の問い6列
主張競合についての主張1つ1文
出典と確認日主張の出どころと、確認した日リンク1つ
ステータス確認済み、要確認、未確認1語
使うカードこの主張を使うカードリンク1つ
列主張出典と確認日ステータス使うカード
料金SSOはBusinessプランのみ料金ページ、2026年10月2日確認済み反論対応「半額でした」
製品Salesforce連携は一方向のエクスポート連携ページ、2026年10月2日確認済み機能比較
直近の動きエンタープライズ向けの営業を2名採用中採用ページ、2026年9月30日要確認競合プロファイル
未解決の問いTeamsアプリを出す予定はあるかフォーラムの投稿、日付なし未確認まだなし

未確認の主張はキャンバスに残し、誰かが確認するまでどのカードにも載せません。

バトルカードを最新の状態に保つには

バトルカードは、カレンダーではなく根拠が変わったときに更新します。四半期ごとの一斉見直しでは、競合が料金を変えてから数週間、古い料金がカードに残り、営業担当者はその変更を顧客から聞かされることになります。前述のCompatoのガイドも、競合にない機能を説明した営業担当者が、顧客から「先週追加されましたよ」と返される例を挙げています。更新のきっかけは、項目ごとに決めます。

項目変わるきっかけ確認のタイミング
料金とプラン構成競合の料金ページ毎週。変わった日に直す
機能の主張リリースノートと更新履歴毎週。差が埋まったリリースの日にカードを書き直す
セキュリティとコンプライアンス競合のセキュリティ情報ページ月1回
導入事例掲載許諾の変更、顧客の解約月1回
ポジショニング競合のトップページとメッセージ四半期に1回

運用のルールはあと3つです。根拠の行にはすべて確認日を書き、営業担当者が情報の鮮度を判断できるようにします。出典を開けなくなった行は、その日のうちにカードから外します。修正は営業担当者の誰でも提案でき、反映は1人の責任者が承認します。こうすると、営業担当者ごとに回答が食い違うのを防げます。営業が商談で使えるカードの書き方は、三行で答えるバトルカードの作り方にまとめています。

Steveでできること

Steveには、Objection Handling、Feature Comparison、Customer Stories、Canvas、Single Competitor、Multi Competitorの6種類のテンプレートがあり、独自のテンプレートも作れます。競合リサーチをもとに各カードを下書きし、各行に「確認済み」「要確認」「未確認」のいずれかと出典を表示します。主張は最大10回まで実際のWebと照合します。ニュースやアップロードした資料が主張に影響すると、Steveが差し替え案を下書きします。差し替え案は、人が承認してから営業担当者に表示されます。カードはSlack、Microsoft Teams、Zoom Team Chat、CRMでチームに届きます。

ただし、Steveが担うのは下書きと確認で、ポジショニングは決めません。更新はすべて責任者が承認するため、責任者のいない体制では承認されない下書きがたまります。カードの仕組みはSteveの競合リサーチで確認できます。

よくある質問

バトルカードのテンプレートには何を入れればよいですか?

反論対応カードには、顧客の言葉で書いた反論、1文の回答、確認日つきの根拠、競合の切り返し、責任者を入れます。ほかの5種類は使う場面ごとに項目が違い、この記事の各テンプレートの表にまとめています。競合について分かっていることをすべて載せたい場合は、カードではなく競合プロファイルに分けます。

どのテンプレートから作ればよいですか?

反論対応カードから作ります。商談中に営業担当者が手に取るカードで、よく出る反論を並べると、次に作るべき機能比較カードや競合プロファイルも見えてきます。

競合1社につき何枚のバトルカードが必要ですか?

繰り返し出る反論1つにつき1枚と、競合プロファイル1枚です。多くの商談で当たる競合なら反論対応カードを4〜5枚用意します。年に数回しか当たらない競合は、プロファイルだけで足ります。

バトルカードはどのくらいの頻度で更新しますか?

根拠が変わったときに更新し、カレンダーでは決めません。料金ページとリリースノートは毎週確認して変わった日に直し、セキュリティ情報と導入事例は月1回、ポジショニングは四半期に1回見直します。

バトルカードと競合分析資料はどう違いますか?

バトルカードは商談中の質問1つに答え、競合分析資料はその競合の全体像をまとめます。この記事の6種類では、競合プロファイルが分析資料にあたり、調査キャンバスはその裏付けとなる調査です。残りの4種類がカードです。

このテンプレートを自社の資料にコピーできますか?

はい。このページをMarkdown版で開き、表をコピーします。Markdownを読み込めるエディタならそのまま貼り付けられます。Steveのテンプレートサイト(英語)では、同じ6つの名前のテンプレートを、フォームに入力したあとPDFで入手できます。

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Steveは競合リサーチから下書きを作り、各行に「確認済み」「要確認」「未確認」を表示します。更新は人が承認してから営業担当者に表示されます。