# 単発はチャット、反復はプロジェクト、深い調査はリサーチ、自動化はCoworkかClaude Code PMMの仕事を、反復、調査の深さ、ファイルやツールへのアクセス、入力規程から、チャット、プロジェクト、リサーチ、Cowork、Claude Codeに振り分けます。 URL: https://www.hiresteve.ai/ja/blog/claude-for-product-marketers 最終更新: 2026-09-16 Claudeの使い方は、前提を繰り返すか、複数段階の情報収集が必要か、ファイルやツールを扱うか、自動で開始する必要があるかで選びます。単発の作業や軽いWeb検索はチャット、同じ前提で繰り返す作業はプロジェクト、出典付きの詳しい報告はリサーチが向いています。ファイル、ツール、定期実行を伴う仕事は、必要な環境と権限に応じてCoworkかClaude Codeを選びます。どの使い方でも、先に入力規程を確認してください。 ## 仕事を一文で書く まず、成果物と読み手を含めて仕事を一文にします。「競合の新しい料金ページと自社の料金を比べた2ページの資料を、営業チーム向けに金曜までに作る」のような形です。成果物がまだ言えない段階は、調べながら考えている段階なので、チャットで進めます。 一文ができたら、仕事に必要な動作で使い方を比べます。以下の利用条件は、Anthropicの公式ページを2026年9月16日に開いて確認したものです。 | 使い方 | 向いている仕事 | 必要なもの | | --- | --- | --- | | チャット | 一度きりの質問、下書き、軽いWeb検索 | Claudeのアカウント。必要な資料は毎回添付します。Web検索は対応モデルとワークスペース設定に依存します。 | | プロジェクト | 同じ指示と資料を複数のチャットで使う仕事 | どのプランでも可。[無料ユーザーは最大5つのプロジェクトを作成できます](https://support.claude.com/ja/articles/9517075-プロジェクトとは何ですか)。有料プランでは、プロジェクトナレッジの容量を広げる検索機能(RAG)が加わります。 | | リサーチ | 複数段階で情報を集め、出典付きの詳しい報告にまとめる仕事 | [有料プラン(Pro、Max、Team、Enterprise)と、Web検索をオンにした設定](https://support.claude.com/ja/articles/11088861-claudeでリサーチを使用する)。Googleの連携先を使う場合は、その連携も有効にします。 | | Cowork | ファイルや連携ツールを扱う仕事、またはCoworkプロジェクト内で自動開始する仕事 | [定期タスクには有料プラン](https://support.claude.com/ja/articles/13854387-claude-coworkで定期的なタスクをスケジュール設定する)。必要なファイル、プラグイン、権限を設定します。 | | Claude Code | ファイルの読み書き、コマンド、設定済みMCPツール、Codeの定期実行機能を使う仕事 | [ほとんどのサーフェスでClaudeのサブスクリプションまたはAnthropic Consoleのアカウント](https://code.claude.com/docs/ja/overview)。利用できる環境と権限はホストによって異なります。 | [xponent21の「Onboarding Test」](https://xponent21.com/insights/claude-for-marketers-when-to-use-chat-projects-cowork-or-code/)は、引き継ぎに必要な文書量で使い方を考えます。[Product Marketing Allianceの判断フレームワーク](https://www.productmarketingalliance.com/the-claude-product-marketing-decision-framework-series-6-of-6/)は、作業の種類で振り分けます。どちらも入力が商談メモやリード一覧の場合を扱っていないため、次に入力規程を確認します。 ## 選ぶ前に、入力を三段階に分ける 三つの表示を振り分けの補助にします。競合の料金ページ、公開済みの口コミ、自社の承認済みメッセージなどの公開情報や集計情報は、そのまま入力できます。商談メモや案件要約は仮名化を検討できますが、氏名、社名、案件金額などの直接識別子を除くだけでは不十分です。間接的・文脈的な識別子を確認し、自社規程、顧客や録音に関する条件、ベンダー規約がその利用を認めている場合だけ入力します。いずれかを確認できなければ除外してください。個人を特定できるリード情報や未公開の契約情報は、どの使い方にも入力しません。[uravation.comの実践者向け記事](https://uravation.com/media/claude-code-marketing-business-30-2026/)も、MCPで送信する前にデータを三段階で分類しています。ここでの表示は実務上の推奨であり、安全性や利用権限を証明するものではありません。詳しい確認手順は[営業データの安全な扱い方](/ja/blog/safe-gtm-data)にまとめています。 入力の表示だけで使い方は決まりません。適切に仮名化し、利用権限を確認した入力を繰り返し使う仕事ならプロジェクトを使えます。公開ページを対象に自動実行する仕事なら、CoworkかClaude Codeを検討できます。表示によって変わるのは、入力内容、アクセスできる人、連携に使うアカウントです。 **連携先のアクセス範囲は、設定したツールと権限で決まります** リサーチは、連携を有効にした場合にGmail、Googleカレンダー、Googleドキュメントを使えます。Claude Codeは、設定したMCPツールを、そのスコープと承認設定の範囲で呼び出せます。指示文にフォルダー名を書くだけでは、連携先やMCPツールのアクセス範囲は限定されません。仕事に必要な最小限のアカウントを使い、最初の実行前にツール一覧を確認してください。確認手順は[プロジェクトの設定方法](/ja/blog/claude-project-setup)の「原本を取得したいときに連携を追加する」にあります。 ## 一度きりの質問なら、チャット 同じ準備を二度と使わない仕事は、通常のチャットで進めます。競合の発表記事を最初に読むとき、一段落だけ書き直すとき、ある表現が法務の承認どおりかを確かめるときなどです。チャットは貼り付けた内容から始まるので、資料は毎回添付し、回答の根拠になった箇所も一緒に示してもらいます。 回答は添付した資料と照合します。別のチャットでも同じ前提を貼り直すようになったら、その仕事は繰り返しに入っています。次の節に進んでください。 ## 毎週同じ前提で進めるなら、プロジェクト プロジェクトには指示とナレッジファイルを保存でき、その中のすべてのチャットで使われます。同じ製品と市場で繰り返す仕事、たとえば毎週の競合メモ、ポジショニングの見直し、営業からの質問への回答に向いています。 指示の書き方、参照ファイル、連携、最初の確認は[プロジェクトの設定方法](/ja/blog/claude-project-setup)で説明しています。使い方の選択に関わる確認は一つです。プロジェクト内で新しいチャットを開き、自分で検証できる事実を一つ尋ね、どのファイルから答えたかをClaudeが示すことを確かめます。一般知識から答えてきたなら、プロジェクトはまだ前提を運んでおらず、手間の増えたチャットと変わりません。 通常のClaudeチャットでは、プロジェクトは前提を提供しますが、それ自体が定期チャットを開始するわけではありません。有料プランのCoworkプロジェクトには定期タスクを置けます。「毎週月曜にこのページを読んで変化を報告する」仕事なら、CoworkとClaude Codeの定期実行を比べ、必要なファイル、ツール、権限に合う環境を選びます。 ## 複数段階で情報を集め、詳しい報告にまとめるならリサーチ リサーチ(Research)は、Claudeが自分でWebと連携したGmail、Googleカレンダー、Googleドキュメントを複数回検索し、出典付きの報告にまとめる機能です。[Anthropicのリサーチの案内](https://support.claude.com/ja/articles/11088861-claudeでリサーチを使用する)(2026年9月16日確認)では、有料プラン限定で、Web検索をオンにする必要があり、通常の会話より利用枠を早く消費することがあると説明されています。 「この件について何が言われているかを調べる」仕事で、出典を自分でまだ持っていないときに使います。競合に関するアナリストの言及、ある市場の口コミサイト、発表後の報道などです。調査の範囲を先に決める方法は、[競合調査の計画の立て方](/ja/blog/competitive-research-plan)にまとめています。 利用するすべての引用元を開き、重要な主張ごとに一致する根拠があるか確認します。案内では出典を「確認しやすい」と表現しており、確認済みという意味ではありません。出典を開けない発見は、調査の手がかりにとどめます。手順の全体は[AIの調査結果を検証する方法](/ja/blog/verify-ai-research)で扱います。 リサーチが返すのは、その時点の報告書です。同じ問いを一か月後にもう一度実行すると、手作業で突き合わせるべき報告書が二つできます。その時点で、自分で続けられる手動の頻度にするか、次の使い方に進むかを決めます。 ## ファイルを扱う、または自動開始するなら、CoworkかClaude Code Coworkの定期タスクは、有料プランのCoworkプロジェクト内で、利用できるファイルや連携ツールを使って繰り返し実行できます。クラウドタスクはアプリを閉じても継続できます。Coworkの環境と承認設定が仕事に合う場合はCoworkを選び、Codeホストのファイル、コマンド、MCP設定が必要ならClaude Codeを選びます。 Claude Codeは、フォルダー内のファイルを読んで編集し、コマンドを実行し、MCPでツールにつなぎ、スケジュールで動かせます。[概要ページ](https://code.claude.com/docs/ja/overview)(2026年9月16日確認)では、コーディング用のツールとして紹介され、ターミナル、IDE拡張機能、デスクトップアプリ、Webで動作し、ほとんどのサーフェスでClaudeのサブスクリプションまたはAnthropic Consoleのアカウントが必要と説明されています。PMMが使うのは、仕事が仕組みになったときです。競合メモのフォルダーを最新に保つ、そこからダイジェストを生成し直す、結果をチャンネルに届ける、といった仕事です。 セットアップは実際の作業です。何かをインストールし、作業フォルダーを渡し、実行してよいツールを決めます。この記事ではその手順を扱いません。連携の詳細は[マーケターのためのMCP](/ja/blog/mcp-for-marketers)、定期実行するClaude Codeの仕事を作る価値があるか、手作業の確認で十分かの判断は[一人で進める競合調査](/ja/blog/solo-competitive-intelligence)で説明します。 答えが分かっている入力で一度実行し、変更されたファイルをすべて読んでから、無人で動かします。ページや連携先から取得した文章は、指示のように読めても根拠として評価します。実行結果を読める人がチームにいなくなったら、読める人が決まるまでその仕事を止めてください。 ## 同じ選択を繰り返したら、書き残す ある仕事にどの使い方を選ぶかは、最初は判断です。同じ選択を繰り返すようになったら、不在時に別の人が同じ仕事を進められるよう、判断を記録します。次の五つを残してください。 - 仕事の一文。成果物と読み手を含める。 - 各入力の扱い。公開情報か、適切に仮名化して利用権限を確認した情報か、入力禁止か。 - 選んだ使い方と、別の使い方に移す判断になる症状。 - 他の人に見せる前に、出力に対して行う確認。 - 実行する頻度と、自分ができないときに実行する人。 この記録が、次の課題で作る[仕事の依頼文](/ja/blog/claude-job-brief)であり、同僚に渡す[業務の引き継ぎ資料](/ja/blog/claude-workflow-handoff)の最初のページになります。対象のプロジェクトやClaude Codeのフォルダーのそばに置き、仕事が変わった日に書き換えてください。 ## よくある質問 ### PMMの仕事にClaudeを使うには有料プランが必要ですか? チャットとプロジェクトは無料アカウントでも使えます。リサーチにはClaudeの有料プランが必要で、Claude Codeの多くの利用形態にはClaudeのサブスクリプションかAnthropic Consoleのアカウントが必要です。無料アカウントでは最大5件のプロジェクトを作成できます。2026年9月16日に確認しました。 ### 競合に関わる機密情報を扱う場合、使い方は変わりますか? 機密度は、入力できる内容と適切なアカウントや連携先を左右します。公開情報、仮名化を検討できる情報、入力禁止の情報に分けます。仮名化する場合も、間接的な識別子と利用権限を確認し、入力禁止の情報はどの使い方にも入れません。 ### プロジェクトに定期的な作業を任せられますか? 通常のClaudeチャットでは、プロジェクト自体が定期チャットを開始するわけではありません。有料プランのCoworkプロジェクトには定期タスクを置けます。自動実行する仕事ではCoworkとClaude Codeを比べ、必要なファイル、ツール、権限に合う方を選びます。 ### 使い方を間違えて選んだ場合はどうなりますか? 同じ前提を繰り返し貼るならプロジェクト、複数段階の情報収集が必要ならリサーチ、ファイルやツールを扱う仕事や自動実行ならCoworkかClaude Codeを検討します。後者は、必要な環境と権限で選びます。